私たちの信念
私たちは、一企業として責任ある行動を取ることこそが、次の世代に向けてサステイナブルなエコシステム創造の鍵になると確信しています。責任ある行動をもってステークホルダーに長期的な価値を提供することで、当社の存続が可能となると考えています。それを揺るぎなく遂行していくために、「私たちの信念」を定義しました。
これらの信念を「環境」「ビジネス」「人」を中心とした具体的な行動に展開することで、変化を起こしていきたいと考えています。
私たちは、全活動におけるカーボンフットプリントの削減に取り組み、サステイナブルなモビリティのソリューションを提供することで地球温暖化の抑制に役立ちたいと考えています。地球温暖化の防止に向けて活動する国内外の組織を支援し、そうした組織の定める原則を尊重します。私たちは、全生産および営業拠点のある地域において水質汚染を防止し、水質改善に取り組みます。また、都市における大気汚染は人々の健康にとって深刻な脅威になっています。当社のソリューションやパートナーシップを通じて、大気汚染物質排出の削減と大気汚染の改善に取り組みます。
テクノロジーによって、ビジネスモデルや働き方は急速に変わろうとしています。次のトレンドを予測し、臨機応変に状況に対応しながら、イノベーションや教育に投資していかなければなりません。生涯学習や職務の流動性、実地研修(OJT)を通じて、当社の従業員がキャリアの終わりまで確実に雇用を確保できるよう努めます。こうすることが、テクノロジーの進化や働き方の変化による恩恵を誰もが享受できるようにするための最善の方法であると考えています。実習制度や働きながら学ぶ制度、海外現地法人インターン(VIE)プログラム、インターン制度などの幅広いプログラムを用意しており、広範な職業訓練や文化の統合によって、次世代を担う若い人材を確保していきます。
変化し続ける世界において、私たちは自らの将来に投資しなければなりません。中でもテクノロジーや新たなビジネスモデル、教育への投資は不可欠です。次の世代の幸福(ウェルビーイング)のために天然資源を保護し、環境問題に取り組まなければなりません。同時に、お客様や株主の信頼を維持するために、財務や事業面でも短期的な成功も実現しなければなりません。長期と短期のどちらの結果も損なわれることのないよう、両方のバランスを取りながらビジネスを展開する必要がありますが、私たちには厳格に統制された短期的な運営能力と長期的なビジョンとを両立できる文化があります。
私たちは透明性と対話のシステムを信じています。従業員一人ひとりが完全な透明性のもとで意見や批判、代替案の提示ができ、また、恐れや心配なく違反行為を報告できる体制を整えています。お互いを認め合い、それぞれの考えに正当性があることを理解した上で、オープンで責任あるバランスの取れた話し合いをすることを信念としています。サプライヤー各社とは、尊重とパートナーシップの原則に基づいて、双方にとって長期的なバリューを創り出す関係にあります。また、各団体とも同様に積極的かつ建設的な精神に基づいて対話します。
性別や国籍、文化的背景、学歴、経歴その他、従業員の持つあらゆる違いが、私たちの強みの源です。多様性を有することで、お客様の望みをより深く理解し、より適切な意思決定を行うことができると考えています。個々のニーズにフィットした職場待遇や柔軟な組織を作り上げていくことで、採用やキャリアマネジメントにおいて可能な限りの幅広い多様性を奨励していきます。
私たちは事業を展開している世界各地域において、コミュニティの一員として活動します。人材の現地雇用、従業員への研修や昇進機会の提供、倫理的な問題や社会的責任への真摯な取組みを通じて、地域の経済発展と社会的価値の創造に貢献します。法的義務にとどまらず、当社の事業活動がそれぞれの地域と調和し、円滑に溶け込めるよう、コミュニティと率直で継続的な対話を維持していく責任があります。必要に応じて、私たちの持つ専門知識とリソースを地域のニーズに対応するプロジェクトやプログラムに提供することで、それらの活動を支援し、地域社会の発展に貢献します。
私たちの価値
新たな時代を迎えた自動車業界において高性能でサステイナブルなモビリティのために、私たちは、インテリジェントで革新的なソリューションを提供し、高く評価されるキープレーヤーとなることをめざします。この目標を実現するために、以下6つのバリューを行動指針とします。
私たちは、価値を生み出すために、常にお客様を最優先に考え、将来を見据え、機動力を持ち、チャンスをつかむためには相応のリスクも辞さず、新たなビジネスモデルやテクノロジーを構築します。意思決定は迅速に行い、より早く成功するためには素早く失敗すること(フェイルファスト)も必要だと認識しています。
私たちはそれぞれの責任範囲において自主的に業務にあたり、グループ全体で最善の利益を生み出せるよう行動します。イノベーションから生産に至るまでのビジネスサイクルを通してお客様の期待を超える成果を提供できるよう、フォルシアグループのルールを順守、活用します。
私たちは、自らの行動についてその全責任を負います。業績の向上と人材開発に努めます。短期と長期のバランスを図りながら事業を推進します。お客様のニーズを理解し、パートナーシップの精神をもって問題解決にのぞみます。
私たちは、お客様、サプライヤー、パートナー、従業員、株主を含むすべてのステークホルダーと相互尊重の原則に基づいた、長期的な信頼関係を構築します。職場では常に同僚一人ひとりに敬意を払い、こうした基本的原則の侵害やいかなる差別も容認しません。職場の健全性と安全性は、私たちの企業文化の根幹を成すものであり、幸福(ウェルビーイング)な職場環境の必須要件と考えます。
私たちは皆、管理規定をガイドとして、模範となるよう行動します。倫理的要件は、すべての事業活動や業務規程の最上位に位置します。私たちには他に類のない明確な倫理規定がありますが、企業として模範的な行動がとれるかどうかは一人ひとりの意識にかかっています。ですから、規定に徹底的にコミットすること、妥協なく順守すること、十分に慎重になることが、私たちに求められています。特に独占禁止法に反する動き、汚職や買収、詐欺に類する行為については、一切容認しません。
私たちは意欲と情熱をもって高い目標を達成し、価値を創出するイノベーションを生み出します。将来のトレンドを予測し、変化し続ける状況に素早く臨機応変に対応します。常にお客様を第一に考え、ステークホルダーに対して責任を持ち、信頼されるビジネスパートナーとなります。チームワークが私たちの意思決定および実行の基本です。オペレーション、学習、変革それぞれの結果を出すために、バランス良く時間を管理します。
フォルシアは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を強く支持しています。2019年にフォルシアは、CSR活動や事業を通じて貢献する主なSDGsを特定し、サステイナビリティ・ロードマップに反映させています。