マーティン・フィッシャー、2025年3月1日付でパトリック・コラーの後任として フォルヴィアの最高経営責任者(CEO)に就任
*当リリースは、12月3日にフォルヴィアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です
フォルヴィアは、12月2日の取締役会会議を受け、最高経営責任者(CEO)のパトリック・コラーが2025年3月1日付で退任し、ZFグループの元取締役であるマーティン・フィッシャーが後任となることを発表しました。
マーティン・フィッシャー(54歳)は、世界の自動車業界において25年を超える経験を有し、欧州および米国において大手サプライヤーの要職を歴任してきました。(詳細は本文書末尾にある経歴を参照)
2025年3月1日のCEO就任を前に、職務の引き継ぎを滞りなく行うため、フォルヴィア取締役会はマーティン・フィッシャーを2024年12月6日付で副最高経営責任者(Deputy CEO) に任命します。
パトリック・コラーは2025年5月28日の年次グループ総会(Annual General Meeting of the Group)をもって任期が満了するまでフォルヴィアの取締役を務めます。取締役会は同日付でマーティン・フィッシャーの取締役就任を株主に提案し、承認を求めます。
フォルヴィア取締役会会長、ミシェル・ド・ローゼンのコメント:
「パトリック・コラーは2006年にフォルシアに入社し、その後、2015年初めに副最高経営責任者兼最高執行責任者(Chief Operating Officer)に任命され、2016年にCEOに就任しました。その後、フォルシアの戦略転換を指揮して成功を収め、フォルヴィアの創設に至りました。フォルヴィアは、グローバルに展開するテクノロジーのリーディングカンパニーであり、15万人を超える従業員を擁し、売上高は270億ユーロを超えています。パトリックのリーダーシップのもと、フォルヴィアは強い決意と機敏な行動をもって景気循環に伴う課題や構造的な課題を次々と乗り越えてきました。
パトリックはアジアでの事業展開を加速するにあたり重要な役割を果たし、特に中国において、新たな成長の機会を捉えました。また、その揺るぎない信念のもと、当グループを指揮して持続可能性に関連する先端テクノロジーに進出しました。
パトリックは強力な経営陣に支えられ、当グループを前進させ、次のステップへの準備を進めてきました。取締役会を代表して、パトリックがフォルヴィアの発展と変革に大きく貢献してくれたことに謝意を述べたいと思います。
このたびマーティン・フィッシャーをフォルヴィアに迎えることを嬉しく思います。マーティンは大手自動車関連サプライヤーの要職を歴任した豊富な経験を有し、欧州と米国の両方での職務経験があり、卓越した成果を生み出してきました。自動車業界に精通し、グローバルな経営幹部として高い評価を得ています。戦略、技術、オペレーション面での高い専門性とリーダーシップの手腕を生かして、当社の株主およびステークホルダーの双方への価値創出に大きく貢献してくれるものと考えます。フォルヴィアの経営トップとして大きな成功を収めてくれることを期待しています。」
フォルヴィアCEO、パトリック・コラーのコメント:
「取締役会の力添えを得て、また献身的で優秀な社員のおかげで、フォルヴィアは著しい変革を遂げ、マーケットリーダーの地位を築いてきました。世界各地に進出したのみならず、画期的かつ持続可能なテクノロジーをもってお客さまに価値を提供してきました。このような素晴らしい成果を実現できたことに対し、フォルヴィアの全社員に謝意を述べたいと思います。今日のフォルヴィアは、グローバルなリーチ、お客さまとの強固な関係、そして自社の持つテクノロジーを活用できる地位を築いています。今後の移行期間にはマーティン・フィッシャーをサポートし、滞りなく円滑に引き継ぎを行ってまいります。」
マーティン・フィッシャーのコメント:
「フォルヴィアの一員になることを大変光栄に思います。フォルヴィアは、従来の限界を押し広げる革新的なソリューションを他に先駆けて開発することから、新たな業界スタンダードとなる持続可能なプラクティスを実行することまで、卓越することへの強い決意と取り組みを常に示してきました。こうした未来志向の組織を指揮し、戦略的な取り組みを推進し、フォルヴィアの成功に貢献することを心待ちにしております。また、パトリック・コラーの指導には心から感謝するとともに、引き継ぎを滞りなく進めてまいります。」
マーティン・フィッシャー経歴
マーティン・フィッシャーは世界の自動車業界で25年超にわたり培った専門知識を有するリーダーであり、グローバルでの要職を歴任するなど豊富な経験があります。現在54歳で、ドイツと米国の国籍を有し、これまでにドイツ、米国、フランスに居住してきました。業績向上、テクノロジーに基づく成長戦略の実行、効率的な企業文化の確立といった面で高い評価を得ています。
マーティン・フィッシャーは1998年に、シーメンスVDO(Siemens VDO)にて自動車業界でのキャリアをスタートしました。
2006年にヘラー の一員となり、2007年にはアメリカ・エレクトロニクス事業(American Electronics business)のプレジデント兼CEOに就任し、重要な事業変革期においてその役割を担いました。
2014年に推進装置サプライヤーであるボルグワーナー に入社し、欧州および南米におけるターボチャージャー事業を統括したのち、トランスミッションシステムズ(Transmission Systems)部門のプレジデントとして戦略委員会(Strategy Board)の一員に就任しました。
直近では、2019~2024年の期間にZFグループ取締役 を務め、パッシブセーフティ、アクティブセーフティ、シャーシシステム 、エレクトロニクスおよびADAS の4事業部門で利益成長を牽引するとともに、北米および南米地域とコーポレート・クオリティ (企業品質)を統括しました。
マーティン・フィッシャーはリチウムバッテリー技術のトップ企業であるサイオン・パワー・コーポレーション(Sion Power Corporation)取締役を務めています。
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