車内コネクティビティを強化: フォルヴィア、車載向け「Microsoft Teams Meeting」を提供開始
*当リリースは、10月16日にフォルヴィアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です
世界第7位の自動車技術サプライヤーである「FORVIA(フォルヴィア)」は、自社傘下のFaurecia Aptoide Automotive(フォルシア・アプトイド・オートモティブ:FAA)を通じて、車両にやさしく安全性の高い「Microsoft Teams」ソリューションの自動車アプリ市場への導入を開始します。これは、自動車業界のティア1サプライヤーとしては初となります。
FAAは、革新的で安全かつユーザーフレンドリーな車載アプリとインフォテインメント・ソリューションを提供し、車内コネクティビティとユーザーエクスペリエンスを向上させます。
この「FORVIA Meetings for Microsoft Teams」を提供することで、最新のコミュニケーションツールの自動車技術への統合に向けて重要な第一歩を踏み出します。そして、すでに世界で23の自動車ブランドに採用されている200種類以上のアプリケーションのポートフォリオを備えるフォルヴィアの主要アプリマーケットにおいて展開され、2025年までにコネクテッドカー市場におけるシェア20%到達をめざしています。
FAAは、1年半にわたるマイクロソフトとの協業を通じて、この新しい車載アプリケーションに高品質でシームレスなユーザーエクスペリエンスをもたらすことに成功しました。このプロジェクトにおいては、要求が複雑かつ繊細であったために、欧州および中国のOEMとの継続的な試験も行われました。
この「FORVIA Meetings for Microsoft Teams」を通じて、ユーザーは、シームレスなコミュニケーション、より高い生産性、必要なツールに車内でアクセスできる利便性などを享受することができます。
FORVIA Meetingアプリで、運転中でも安全な会議を実現
この新しい「FORVIA Meetings」を使うことで、ユーザーは会議への参加、メールへのアクセス、カレンダーの管理を車内で直接行うことが可能になります。TeamsおよびOutlookには、メールまたはQRコードでログインすることができます。また、安全性を最優先にしており、例えば運転中は音声モードのみ利用可能となり、安全性を損なうことなく接続を継続できるようになります。
また、安全規制を順守するためにAndroidのガイドラインに従って、通話中の重要なコントロールを確保しつつアプリケーション上でのコミュニケーションに一定の制限を設定しています。例えば、運転中には会議は音声のみのモードに切り替わり、チャットやメールを読むことができないようになっています。
運転中は、Microsoft TeamsとOutlookのモードが切り替わります。
さらにFAAは、近い将来に生産性向上のためのAIアシスト音声コマンドと生成AIベースの機能がオプションとして導入されることを明らかにしています。これらの機能により、ドライバーは「FORVIA Meetings for Microsoft Teams」のハンズフリーでの操作が可能になり、利便性と安全性がさらに強化されます。
フォルシア・アジアおよびフォルシアクラリオン・エレクロトニクスのヴァイスプレジデント、フランソワ・ターディフのコメント:
「このコラボレーションは、車内コネクティビティのさらなる強化に向けた重要なマイルストーンになります。革新性と卓越性を追求するという当社のコミットメントは、マイクロソフトが持つテクノロジーの専門性と完全に合致するものです。両社の協力により車内エクスペリエンスが再定義されることになります。このエキサイティングな開発の最前線に立てることを誇ると同時に、お客様の生活に良い影響をもたらすことを楽しみにしています。そして、この統合により生まれる無限の可能性を追求していきます。」
マイクロソフトEMEA製造・モビリティ担当責任者、ルパート・シュテューツレ 氏のコメント:
「フォルヴィアが提供する「Meetings for Microsoft Teams」は、テクノロジーと日常生活の統合を一歩先に進めるものとなります。この統合は、お客様が移動中であっても接続を維持し、生産性を高めるためのテクノロジーの重要性を明確にしています。これによりフォルヴィアは、運転中でもMicrosoft Teamsの会議機能を安全に利用できる機会を提供することができます。」
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フォルヴィアフォルシアニュースリリース抄訳_20241024.pdf | 578.62 KB |