フォルヴィア、H2 Energy社と提携し、水素輸送における共通ソリューションを開発

グループ
FORVIA Faurecia

*当リリースは、1月31日にフォルヴィアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です

 

フォルヴィアは、複数タンク搭載ガスコンテナ(MEGC: Multiple Element Gas Container)用として、H2 Energy社向けに最適化された38MPaの水素複合材タンクタイプ3を供給する予定です。スイスの民間企業であるH2 Energy社は、水素のバリューチェーン全体に渡る事業を展開しており、水素製造プラント、ロジスティクス、燃料補給所、燃料電池応用エンジニアリングの各分野で高度な技術を提供しています。


フォルヴィアの水素ソリューション担当シニアバイスプレジデント、イブ・デュムランのコメント:

「当社は、これまでの経験と技術を活用し、H2 Energy社に堅牢で競争力のあるソリューションを提供しています。水素インフラの開発は水素モビリティの推進に不可欠であり、当社は特にこのプロジェクトに貢献できることを誇りに思っています。当社は、クリーンな水素需要を満たすために、2030年までに世界市場でさらに最大4万個のコンテナが必要となる可能性があると推定しています。」


自動車産業のプロセスで既に量産実績のあるタンク設計を基に、フォルヴィアは認証取得済みのコンテナ専用ソリューションを開発しました。これらの最適化されたタンクをH2 Energy社のコンテナフレームワークに統合することで、水素の輸送と貯蔵の可能性を広げ、定置型トレーラーソリューションと比較して33%のコストを削減できる見通しです。

 

インフラ開発によって水素モビリティの可能性を拡大

フォルヴィアは、水素輸送がモビリティソリューションの要であると考えています。MEGCは、地域の水素物流やラストマイル配送に不可欠であり、安全かつ効率的な運用を可能にします。

フォルヴィアのタンクを搭載したH2 Energy社のソリューションは、20フィートから40フィートまでのモジュール式の拡張可能な構成により、優れた積載容量、使用可能な水素の割合の増加、そして運用コストの削減を実現します。

フォルヴィアとH2 Energy社は協力し、強固で信頼性の高い輸送インフラの構築を可能にすることで、ヨーロッパにおける持続可能な水素エネルギー社会の実現に向けた大きな一歩を踏み出しています。 
 

フォルヴィア、H2 Energy社と提携し、水素輸送における共通ソリューションを開発

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