フォルヴィア、再生可能エネルギー導入を加速
*当リリースは、10月31日にフォルシアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です
- 2045年までにCO2排出量ネットゼロを達成するため、再生可能エネルギー電力のポートフォリオを拡大中
- 新たなPPAの締結により、年間210 GWhに相当する再生可能エネルギー電力を発電
- シュナイダーエレクトリックの助言の下、フォルヴィアは本プロジェクトの実施に向けてオクトパス・リニューアブルズおよびミローバと契約
世界第7位の自動車技術カンパニーであるフォルヴィア(FORVIA)グループ傘下のフォルシア(Faurecia)は本日、欧州最大の再生可能エネルギー投資会社オクトパスエナジー・ジェネレーション、およびナティクシス・インベストメント・マネージャーズの関連会社でサステイナブル投資に特化した運用会社ミローバ* と、電力購入契約(PPA)を締結したことを発表します。本プロジェクトの設備容量は85.8メガワット(MW)に達します。風力タービンはスウェーデンのアリングソースに設置されます。この契約は、2045年までにCO2排出量をネットゼロ(実質ゼロ)にするというフォルヴィアの計画を支援するものです。
フォルヴィアのサステイナブル・トランスフォーメーション担当VP、レミ・ダウディンのコメント:
「フォルヴィアは、自動車関連企業として初めてネットゼロ目標がSBTイニシアチブ(SBTi:科学的根拠に基づく排出削減目標)から承認を受けており、再生可能エネルギー電力を最大化することは、ネットゼロ目標の達成に向けた当社のロードマップの重要な部分を占めています。今回追加される再生可能エネルギーの発電能力は、欧州におけるフォルヴィアの電力需要の約20%をカバーし、早ければ2023年6月に稼働を開始する予定です。持続可能エネルギーのリーダーたちと共に、クリーンエネルギーを生産するクラス最高の風力発電施設を開発できることを光栄に思います」
この風力発電施設の年間発電量は、フランスの約5万6000世帯の消費量に相当します**。
本プロジェクトの選定・交渉においては、シュナイダーエレクトリックがフォルヴィアをサポートしました。
シュナイダーのサステナビリティ・ビジネス担当社長、スティーブ・ウィルヒテのコメント:
「未来には、持続可能性と可動性の両方が必要です。持続可能なソリューションをエネルギーのポートフォリオに投入することにこれほど尽力している自動車技術企業とパートナーになれて嬉しく思います。市場全体が持続可能な道のりの模索に一層力を入れており、フォルヴィアはこの精神がビジネスのあらゆる側面に実用的に取り込まれ得ることを示しています」
ミローバの投資ディレクター、オレナ・レズニクのコメント:
「発電容量85.8 MWの当社のスウェーデン風力発電プロジェクト『ロデン(Rodene)』について、フォルヴィアと長期のPPAを締結できたことを嬉しく思います。これにより、フォルヴィアの野心的な脱炭素化戦略に参加することと、商用電力のリスクへのエクスポージャーの一部をヘッジすることがいずれも可能になります。これは、ミローバ・ユーロフィデム4・ファンドの資産として締結された初のコーポレートPPAであり、同ファンドにとって重要な契約です。また、この契約はエネルギー移行において企業が果たすべき重要な役割を明示するものでもあります」
オクトパスエナジー・ジェネレーションのファンド運営チーム共同責任者、アレックス・ブリアリーのコメント:
「今回のような電力供給取引は、企業が極めて重要な脱炭素化目標を達成するのを支援するうえで重要なステップとなります。当社のSky(スカイ)ファンド(ORI SCSp)がこのスウェーデンの風力発電施設に出資しているように、私たちは投資を通じて、より環境に優しいエネルギーシステムへの企業の移行を加速させるお手伝いをしています」
フォルヴィアは、2045年までにCO2排出量をネットゼロにする計画を発表しています。これは、SBTiの最も野心的な基準に相当する目標です。この野心の一環として、当社は2019年を基準年とし、2025年までに温室効果ガス(GHG)排出量のスコープ1と2の絶対値の80%、2030年にスコープ3の絶対値の45%、2045年までにスコープ1、2、3の絶対値の90%を削減することに力を注いでいます。
*ミローバ・ユーロフィデム4・ファンドを通じて契約:ミローバ・ユーロフィデム4は、フランスのリミテッド・パートナーシップ(Société de Libre Partenariat)で、新規募集は終了しています。ミローバは運用会社です。このファンドには監督当局の承認は必要ありません。同ファンドは、資本損失リスク、市場リスク、産業・公共カウンターパーティーリスク、信用リスク、流動性リスク、プロジェクトリスク、運用リスク、コンプライアンスリスク、法務・規制リスク、財務リスク、送配電網のリスク、評価リスク、ディールフローのリスクにさらされています。
**出典:平均的な家庭の消費量(直接消費)3.8Mh/年(フランス政府の情報公開サイト「data.gouv.fr」より、2022年4月)
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