フォルシア、CLDの買収を完了 中国での水素モビリティ普及に向けて 水素タンク「タイプ4」製造の認証を取得
サステイナビリティ
2021.05.26
*当リリースは、5月25日にフォルシアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です
2021年4月30日 フォルシアは、中国大手の水素タンクメーカーCLDの最終的な買収手続きを完了しました。瀋陽に本社を置くCLD は約200人の従業員を抱え、年間3万個のタンクを製造できる2カ所の工場を遼寧に保有しています。
中国市場で大きな成長の可能性を持つCLDは先日、水素タンク タイプ4の国産メーカーとして初めて中国政府の認証を受けました。プラスチックでなくアルミライナを使ったタイプ3と異なり、タイプ4は軽量なためモビリティへの搭載に適しています。CLD買収とタイプ4製造の承認を受けて、フォルシアは中国における水素モビリティの普及に向けて、動きをさらに活発化させていきます。
フォルシアが2月に買収計画を発表して以降、CLDは上海汽車などの中国大手OEMから各種商用車大型フリート用の水素タンクを受注してきました。
フォルシアのゼロエミッション・中国担当ジェネラルマネージャー、アルバン・ブリセットのコメント
「新たな扉を開けることをうれしく思います。フォルシアとCLDの強みが合わさることで、急成長する中国市場で当社が主導的な地位と競争優位性を確かなものにできると固く信じています。」
中国政府は、2030年までに水素モビリティ100万台の普及をめざしています。