フォルヴィアとBYD、タイにおける新しいシート組立工場の建設でパートナーシップを強化
*当リリースは、7月20日にフォルシアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です
世界第7位の自動車技術サプライヤーであるフォルヴィア(FORVIA)は、BYD社とともに、タイのラヨーン県に新しい最先端のシート組立工場の建設を開始します。この新しい施設では、BYDとフォルシア(Faurecia)が2017年に設立しフォルヴィアが過半数を所有する合弁会社Shenzhen Faurecia Automotive Parts Co., Ltdのもとでシート一式を生産する予定です。
この戦略的な飛躍により、中国の電気自動車メーカーであるBYDとともに築いてきた世界的な技術パートナーシップが強化され、両社はアジア太平洋市場へのさらなる参入を推進することになります。この提携はすでに目覚ましい成果をあげており、過去18カ月以内に設立された4工場を含む、最新鋭の7工場が中国に設立されました。
シーティング事業でのフォルヴィアのタイ市場への参入は、インテリア、エレクトロニクス、クリーンモビリティの各事業におよぶ、タイ国内における同グループの既存の産業プレゼンスを補う強力なマイルストーンになります。
フォルシア・シーティング、エグゼクティブバイスプレジデント、フランク・フーバーのコメント:
「BYDとの戦略的提携を強化しながら、タイでシーティング事業を立ち上げることに興奮しています。タイはアジア太平洋地域向けの輸出拠点としての役割を果たし、将来の成功に向けた成長のための重要な原動力となります」
フォルヴィア最高経営責任者(CEO)、パトリック・コラーのコメント:
「フォルヴィアは、既存のパートナーシップを基盤にして新しいプロジェクトを開発することが、顧客との関係を強化する鍵であると考えています。タイに新工場を建設するという共通の決定は、同国における強固な物流および輸出インフラ、そして同国での長年にわたる当社の産業プレゼンスによって強化されたものであり、顧客、テクノロジー、地理的観点からバランスの取れたポートフォリオを確立するというフォルヴィアの戦略と一致しています。この工場はアジア太平洋地域において当社をさらに発展させ、今後15年間で世界の自動車産業の成長の57%を占めることになるでしょう。」
アジアにおける強力なプレゼンス
フォルヴィアはアジア全体で4万人以上を雇用しています。2022年、グループは世界のこの地域で67億ユーロを超える売上を記録しました。これはフォルヴィアの総売上の27%に相当します。この市場における見通しは有望で、2025年までにアジア(インドを除く)が世界の自動車生産の50%を占めると推定されています。
BYDはフォルヴィアにとって主要な戦略的顧客であり重要なパートナー
フォルヴィアとBYDの提携は、自動車セクターにおけるフランスの企業と中国の民間企業との間の最も注目すべき成果の1つです。2017年に開始されたこの提携は、年間260万シートの生産能力と深圳の研究開発センターという強固な産業基盤に基づいています。またこの提携は、長期的な戦略協力の精神と、双方にとって有益となる結果を踏まえています。欧州と中国の双方における脱炭素化目標をサポートするために、自動車業界のメガトレンドに焦点を当てており、持続可能かつ手頃なモビリティと欧州におけるその産業化に向けた、中国とフランスの共同ソリューションの構築に不可欠なサポートを提供します。
添付 | サイズ |
---|---|
フォルヴィアフォルシアニュースリリース抄訳_20230725.pdf | 551.08 KB |