上海モーターショー2023、電動化からキャプテンチェアまで――フォルヴィアが中国市場への深い理解を示す

• フォルヴィア（FORVIA）は2023年4月18日から27日まで、世界第7位のオートモーティブ・テクノロジー・サプライヤーとして初めて参加する上海モーターショーで、画期的な技術を紹介します。
• フォルヴィアは受賞歴もあるソリッド・ステート・ライティングHDヘッドランプ（SSL｜HD）を含む全世界向け最先端製品ポートフォリオとともに、中国市場に向けて開発した新規ソリューションを提案します。
• これらの技術すべてが、2045年までに全営業活動および製品でカーボンニュートラルを達成するというフォルヴィアのコミットメントを表しています。
• 国家会展中心、ホール1.2、スタンド1BF005のフォルヴィアのブースにお越しください。

フォルシア最高経営責任者（CEO）、パトリック・コラーが現地時間4月19日午前10時よりフォルヴィアのブースにて記者会見を行い、フォルヴィアの世界的および地域的な活動について紹介する予定です。

「上海モーターショーでフォルヴィアの革新的なソリューションを展示し、フォルヴィアの強化したモビリティ・エクスペリエンスに関するビジョンを共有できることを非常に嬉しく思います。世界最大の自動車市場である中国は、フォルヴィアにとって重要な地域であり、人々の生活を向上させるために新技術を躍動的に採用する成長地域です。中国における30年間の経験と、イノベーションおよび製造拠点としての著しいプレゼンスを活用し、世界および中国の自動車メーカー各社が中国や海外市場における進化し続けるニーズを満たすサポートができることを心待ちにしています。」

フォルヴィアが展示する主要な技術とインタラクティブ・エクスペリエンスには、以下が含まれます。

電動化＆エネルギー管理

複数のパワートレインに対応可能なゼロエミッション・プラットフォームの柔軟性は燃料電池EV用パワートレイン、バッテリーEV用パワートレインおよびハイブリッド(FCEV & EV)車両用パワートレインに適用できる技術が特徴となっています。独自の電動自動車プラットフォーム上で展示しており、品質や性能を妥協することなく、将来の複数のパワートレイン設計に対応できることを示しています。

最先端の水素貯蔵システムはシリンダータンクと比較して貯蔵容量が40％増量し、より長い航続距離が得られる複合素材の革新的なプリズム構造でできています。水素貯蔵システム開発における業界パイオニアの一社として、自動車メーカー各社が極めて重要なゼロエミッションと燃料電池統合の課題に対処するための次世代ソリューションをお届けする準備ができています。

高電圧EV向けエネルギー・温度管理技術には、サイズ、複雑性、コストを削減し効率を最大化するよう設計された軽量かつスケーラブルなバッテリー管理システム、高電圧DC/DCコンバータ、高密度車載充電器、冷却液制御ハブが含まれます。

ハイダイナミックレンジ（HDR）グリーンディスプレイは、自動画像処理、省エネルギー、あらゆるディスプレイハードウェアにおける製品寿命のアップグレードを可能にし、フォルヴィアによる市場初の知覚ディスプレイプラットフォーム技術を発展させています。これにより、バッテリーに最適化されたハイエンドなディスプレイシステムを求めるEVメーカーにとって理想的なソリューションとなっています。

フォルヴィアの最先端の電気・電子アーキテクチャ向けゾーン別モジュールが、自動運転時の故障時動作継続が可能な電源を確保する世界初eFuse技術により、電動パワートレインの最高レベルの安全性を兼ね備えたインテリジェントな配電およびデータ分散を実現します。

安全＆自動運転

感知ソフトウェアおよびデータ融合で車両周辺の視認性と安全性をイネーブルする、最高クラスのレーダー、センサーを活用した自動運転。フォルヴィアの製品ポートフォリオには故障時動作継続が可能なステアリング・ブレーキ関連の電子機器が揃っており、安全でカスタマイズされた自動運転エクスペリエンスを実現します。レーダー、カメラともに、フォルヴィアのソリューションには車内子ども探知や運転手の注意散漫・眠気モニタリングも含まれています。

反応型ディミングは2023年コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で出展しましたが、eミラー上でスマート調光と視線モニタリングを組み合わせ、認知的負荷や運転手の注意散漫・疲労の低減に貢献します。

ダイナミック照明は、上質なスタイリング、従来のテールランプと比べてエネルギー消費を最大で80％削減、自動車メーカーごとに異なる設計ニーズに合わせて設定可能なデジタルで柔軟な統合オプションを備えており、受賞歴のあるソリッド・ステート・ライティングHDヘッドランプ（SSL｜HD）も含まれています。

デジタル・サステイナブル・コックピットでの個人に合わせたエクスペリエンス

車内空間の中心的存在「Lumières（ルミエール）」がフォルヴィアの非常に多用途な「サード・プレイス」コックピット設計を体現します。配置移動可能な座席、アダプティブ照明、個別音源ヘッドレストを通じてまるで自宅にいるような環境を作り上げる、革新的でカスタマイズされたモビリティ・エクスペリエンスを乗員に提供します。Lumièresは軽量構造、サステイナブル素材、消費電力が最適化された電子機器により、CO2排出量を45％削減します。画期的なエクステリア照明ソリューション、複数の運転ディスプレイ上に表示される視線に基づく直感的なヒューマン・マシーン・インターフェイス（HMI）、ブレーキ・バイ・ワイヤ統合を特徴としています。

モジュール型でサステイナブルな座席とインテリアはリサイクル可能でバイオマス由来の素材、ライフサイクルの延長、理想的な乗員エクスペリエンスを作り出すためにカスタマイズされた快適なオプションを提示します。簡易化され、柔軟性が高くアップグレーダブルな設計を提供するモジュール式座席アーキテクチャや、電気自動車の電池スペースを改善し、より快適な乗員エクスペリエンスを生み出すコンパクトシート構造などは世界初の技術です。

デジタル・モビリティ・エクスペリエンスおよびコネクテッド・サービスの目玉は、市場をリードするAptoideアプリストア、ゲーム＆ニュースセンターなど家から車内へのデジタル・コンティニュイティ（連続性）や、幅広いフォルヴィアのサービスを含む無線での車両アップグレード機能です。また、反応型ディミングと没入感の高いディスプレイが安全で新しいデジタル・エクスペリエンスを運転手に提供します。

先進的かつサステイナブルなインテリアは、フォルヴィアの新たなMATERI’ACTブランドの一部であり、サステイナブル素材の開発および大量生産に重点的に取り組んでいます。これらの素材は2030年までに最大85％のCO2削減効果を見込んでおり、レンズディスプレイやアクティブサーフェス・インテグレーションといったインテリア技術と合わせて、電気使用量（kWh）の30％削減を実現し、電気自動車の走行可能距離を伸ばします。

フォルシアの無重力キャプテンチェアは、業界をリードするシート技術と快適性への専門知識を、世界中のお客様の様々な期待に対応するために適用する方法を体現しています。後部座席の快適性への需要が高まる中国市場に対する私たちのインサイトを活用し、無重力キャプテンチェアで乗員の快適さと健康の極みを生み出しました。

4月19日午前10時よりブースにて記者会見を開催し、フォルヴィアの世界および地域における活動をご紹介いたします。参加希望の方は当社のプレス担当者にご連絡ください。国家会展中心、ホール1.2、スタンド1BF005のフォルヴィアブースにお越しください。

中国におけるフォルヴィア

フォルヴィアは、フォルシアとヘラーの2社を通じて、30を超える都市の95の工場で28,000人を超える従業員を擁しており、長きにわたり中国における力強い存在感を示してきました。フォルヴィアにとって中国は過去数年の著しい成長、高い競争優位性、ひいては電気自動車を通じたサステイナビリティ達成に向けた最先端の考え方を兼ね備えた重要な技術拠点です。フォルヴィアは中国に深くコミットしており、主要な中国メーカーと非常に強い関係性を築き上げてきました。フォルヴィアのパートナーは世界的メーカーおよび中国系メーカーが40社を超えています。

当グループの過去30年にわたる中国におけるプレゼンスにより、フォルヴィアは中国のお客様のニーズへ密に接近し、理解し、文化的適応をするに至っています。フォルヴィアの戦略的ビジョンはサステイナブル、コネクテッド、パーソナライズの色が濃くなっていますが、これは中国市場の期待に完全に沿えるものです。