奇瑞汽車とフォルヴィアがスマートかつ持続可能なコックピットに関する初の合弁事業で戦略的パートナーシップを深化
*当リリースは、4月12日にフォルシアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です
世界第7位の自動車技術サプライヤーである「FORVIA(フォルヴィア)」 は、2024年4月11日に中国合肥市において、スマートかつ持続可能なコックピットの事業領域における相互協力を深めるため、中国の大手自動車メーカーである奇瑞汽車(CHERY) と合弁契約を締結したことを発表しました。
フォルヴィアと奇瑞汽車は、中国蕪湖市に「コックピット・オブ・ザ・フューチャー」を製造する合弁会社を設立します。この合弁会社は、二酸化炭素排出量の少ない材料とプロセスによる、カーシート、内装、コックピットに搭載される電子機器を含むキャビン全体の関連システムとモジュールの設計、開発、製造、供給を目標としています。中国国内でこの種の合弁事業の設立はこれが初めてであり、フォルヴィアによる統合で2029年までに10億ユーロの売上達成をめざします。
この合弁会社には、工業デザインとコックピットの統合に特化した研究開発センターが含まれており、これによりフォルヴィアと奇瑞汽車の両社が破壊的で持続可能かつ競争力のある消費者体験を提供できるようになります。
また同合弁会社は、奇瑞汽車の急成長を支えるため、2024年上半期に2つの生産拠点を立ち上げる予定です。
奇瑞汽車会長、尹同耀(ユン・トンヤオ)氏のコメント :
「電動化、インテリジェンス、ブランドの向上、グローバル化、持続可能性の発展―これらは奇瑞汽車が今後めざすべき戦略的優先事項です。フォルヴィアは世界をリードする自動車技術サプライヤーであり、両社はインテリジェント・コックピットや低二酸化炭素排出材料の分野で幅広い協業の余地を持っており、海外市場でも広範な補完性と協力の機会に恵まれています。」
フォルヴィア最高経営責任者(CEO)、パトリック・コラーのコメント:
「自動車産業は現在、技術革命を経験しており、持続可能なスマート・コックピットへの需要が高まっています。この競争の激しい市場で優位に立つために、技術主導の重要なパートナーである奇瑞汽車との協力関係をさらに深められることを嬉しく思います。今後はともに、車両のキャビンスペースを真にインテリジェントな空間に進化させ、持続可能で革新的なソリューションを通じて消費者のシナリオに基づくニーズを満たし、安全で手頃な価格による持続可能かつカスタマイズされたモビリティ体験の実現をめざします。」
中国におけるフォルヴィアの重要な戦略的顧客である奇瑞汽車
奇瑞汽車は中国で最も成功を収めている自動車メーカーの1つであり、2024年までに約300万台、2026年までに500万台以上の生産目標を掲げています。全世界で1,170万人の顧客のうち中国国外の顧客は265万人にのぼり、過去20年間にわたり中国をリードする自動車輸出企業となっています。
2023年9月、フォルヴィアと奇瑞汽車は、スマートかつ持続可能なコックピットの事業領域における全面的な協力を深めるための戦略的協力枠組み合意に調印しました。現在、フォルヴィアと奇瑞汽車の関係は、相互の信頼と尊敬に基づいて加速しつつあります。
アジアと中国で強いプレゼンス を示すフォルヴィア
フォルヴィアのアジア全域における従業員数は4万人以上にのぼります。2023年には、同地域において73億9,000万ユーロを超える売上高を記録しました。これはフォルヴィアの総売上高の27%に相当するもので、この市場の見通しは明るいと言えます。アジアは間もなく世界の自動車生産台数の60%を占めると期待されています。
中国で30年間以上の実績を持つフォルヴィアは、同国における長期的なプレゼンスを基盤に、市場の期待に応える製品を提供し、中国のお客様の成長をサポートすることに注力しています。
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フォルヴィアフォルシアニュースリリース抄訳_20240430.pdf | 484.87 KB |