フォルヴィアがSmart Eyeと連携、CES 2024で革新的な感情認識AIのデモを実施
*当リリースは、1月5日にフォルヴィアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です
フランス大手であり世界第7位の自動車技術サプライヤー「FORVIA(フォルヴィア)」と、自動車業界にHuman Insight AIを提供するリーディングプロバイダーであるSmart Eye社は本日、ラスベガスで開催されるCES 2024において、車両搭載型感情認識AIの先駆的なデモンストレーションを行うことを発表しました。
Smart EyeグループのAffectiva社によって初めて開発された感情認識AIと、フォルヴィアの最先端のカメラを組み合わせたこのシステムはすでに生産準備を完了しており、今回のデモンストレーションでは2種類の画期的なユースケースに焦点を当てます。まず、車内の人の感情を検知し、それに応じて車内の雰囲気を変えて、完全な没入感を生み出す手法を展示します。次のユースケースでは、感情認識AIを車内のエンターテインメントシステムやコネクテッド・エクスペリエンスに統合し、乗員の感情に沿ったコンテンツを提供することで、安全性とパーソナル性が確保可能であることを紹介します。
昨年、フォルヴィアとSmart Eyeは世界的自動車メーカーから採用され、フォルヴィアの最上位カメラと、Smart Eyeの業界最先端のドライバーモニタリングシステム用ソフトウェアが、同メーカーの将来の自動車モデルに搭載されることが決定しました。この成功例は、両社が連携で提供する技術の堅牢性と革新性を裏付けるものです。
CES 2024での共同デモンストレーションは、Smart Eyeとフォルヴィアのパートナーシップをさらに深めるものとなります。フォルヴィアの「IQ(知能指数)とEQ(感情指数)が動き出す(”IQ and EQ in Motion”)」という理念のもとで、両社は安全性のみにとどまらず、未来のより共感的で人間中心であるモビリティへの道を切り開く技術で協業する、というコミットメントを共有しています。
フォルヴィア 自動運転・戦略ヴァイスプレジデント、ヴァネッサ・ピクロンのコメント:
「当社では、パートナーと共に成功するビジネスに取り組むと同時に、車内に新たな体験と先駆的なソリューションをもたらすことに注力し、安全かつデジタルなモビリティの強化を行います。」
フォルヴィア イノベーション・エコシステムズダイレクター、タラ・アッカヴァンのコメント:
「未来の自動車はスマートかつ安全であることを要求されますが、一方で私たちは共感性の搭載もまた不可欠だと考えています。人間の感情を認識して反応する車こそが、乗る人を理解する車です。Smart Eyeと連携することで、IQとEQのシームレスな統合が可能になり、安全性と優しさを両立させることが可能になります。」
Smart Eye最高経営責任者(CEO)兼創業者、マーティン・クランツのコメント:
「CES 2024でのデモは、当社にとって技術的マイルストーンであるだけでなく、フォルヴィアとの発展してゆくパートナーシップの証しとなるものです。ともに自動車技術の未来を形作るだけではなく、人の行動と感情との深い理解がその中核にあることを実証していきます。」
Smart Eyeとフォルヴィアが共同で行う感情認識AIのデモンストレーションは、1月9日から12日までラスベガスで開催されるCES 2024において、フォルヴィアのブースで行われます。
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フォルヴィアフォルシアニュースリリース抄訳_20240112.pdf | 477.26 KB |