フォルシアがコックピットモジュール事業のSAS をマザーソングループへ売却
*当リリースは、2月19日にフォルシアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です
フォルヴィア(FORVIA)グループ傘下のフォルシア(Faurecia)は、コックピットモジュール事業の子会社、SASの全株式を、自動車のアセンブリおよびロジスティクスサービスの世界的な大手企業であるマザーソン(Motherson)グループに5.4億ユーロで売却する契約を締結しました。マザーソングループは様々な自動車部品を製造する世界トップレベルの自動車グループ企業です。今回の取引により同社のモジュール・ポリマー製品事業のポートフォリオが補完されることになります。
フォルシア最高経営責任者(CEO)、パトリック・コラーのコメント:
「SASは自動車業界で世界トップレベルのアセンブリおよびロジスティクスのソリューションプロバイダーに成長しました。市場での確固たる地位はSAS従業員の深い技術的専門知識と熱意によるものです。私は今回の取引がSASのさらなる価値を引き出すと確信しています。またフォルヴィアもコアビジネスに注力することで画期的な技術の開発が可能になり、2023年末までに10億ユーロの非戦略的資産を売却するという計画の実現にもつながります。ヘラー(HELLA)買収後の連結純有利子負債を削減することで、当社が2022年11月に開催したキャピタルマーケットデーで発表されたPower25プラン の達成をめざします。」
カールスルーエ(ドイツ)に本社を置くSASは、ソメール・アリベール(Sommer Alli-bert)とシーメンスVDO(Siemens VDO)のジョイントベンチャーとして1996年に設立されました。2022年の総売上高は8.96億ユーロで、欧州、アジア、米国に24を超える拠点を持ち従業員数は5,000人を超えます。
このプロジェクトは引き続き従業員代表者への通知または協議の対象となります。取引の完了は慣習上、規制当局の承認を必要とするため、完了は2023年半ばを想定しています。
添付 | サイズ |
---|---|
FORVIAフォルシアニュースリリース抄訳20230227_0.pdf | 416.74 KB |