路線バス向け新型音声合成放送装置を新発売

コックピット・オブ・ザ・フューチャー
Faurecia Clarion Electronics, Clarion Sales and Marketing
  • 顧客ニーズに合わせたワンマン機器との連動制御をアプリケーションで実現
  • 乗務員・乗客へ必要な情報を的確に伝達する、拡張性を兼ね備えた新音声合成放送装置
  • OTAによるデータ更新、デジタル化対応、データサイエンスによる運行可視化など次世代ソリューションを提供
     

クラリオンセールスアンドマーケティング株式会社(代表取締役社長:小木曽克明、本社:埼玉県さいたま市)は、路線バス向け音声合成放送装置の新製品として「CA9000」「CK5000」を、6月下旬から発売します。安心・安全、運転手不足、人員不足、乗客率アップといったバス事業を取り巻く課題に対応する効率化・最適化に向けたトータルソリューションを提供します。

CA9000は、Android OSを採用、バス事業者向けの多様なアプリケーションによりバス内の各種ワンマン機器(LED行先表示器、料金箱、運賃表示器、整理券発行器)との連動、制御や乗客へのリアルタイムな案内放送を行えます。乗客への注意喚起放送の他、乗務員向けの早発防止を始めとする注意喚起やスターフ機能、放送機能などもニーズに合わせカスタマイズできます。将来の拡張性に備え、SDXC対応SDメモリカードスロット、USB端子、Ethernet端子を装備、さらには3D加速度・ジャイロセンサーを内蔵します。また、豊富なオプション機能をラインアップします。オプション機能のひとつであるOTA(無線通信、2023年度の対応を計画)機能はAGS運行データ、AGSアプリケーションを自動更新でき、ソフトウェア更新の煩わしさを大幅に軽減できる他、さまざまな運行データを元にバスロケーションシステムと連携し、データ活用した安全運行をサポートします。

CK5000は、CA9000専用の系統設定器です。運行に関わる様々な情報を乗務員に表示伝達するため、IPS液晶の採用で高輝度・広視野角による見やすさの向上、静電式タッチパネルによるスムーズなフリック操作では、乗務員が手袋装着時でも操作可能なチューニングを施しています。HDカメラ/アナログカメラの自動識別機能つきの2系統のカメラ入力に対応します。


音声合成放送装置「CA9000」 オープン価格、2022年6月下旬発売
タッチパネル式系統設定器「CK5000」オープン価格、2022年6月下旬発売
 

CA9000の主な特長

  • 注意喚起機能
    放送動作をトリガーに、経路間違いしやすい箇所などを画面上に画像や文字を使った注意喚起案内を出すことができます。
     
  • 乗降センサー対応
    乗降センサー(カメラセンサー/赤外線センサー)と接続し、乗降人数をカウントできます。専用ソフトやバスロケーションサービスとの併用で、混雑度表示などのサービス提供や、データ解析結果を可視化した運行効率化などを実現します。
     
  • デジタルサイネージ表示機能
    FHDまでの画像出力に対応。運賃表示、画像表示等、乗客へより詳細に情報を提供します。運行データとの一元管理もできます。    
     
  • 充実したインターフェース
    AGS-Net、RS-232C、USB、リレー接続を装備し、現行システムとのコンパチビリティを維持。Ethernet端子を装備し、将来のシステム拡張に対応します。
     
  • 3D加速度・ジャイロセンサー内蔵
    GPS測位機能に加え、3D加速度センサー、ジャイロセンサー内蔵。機能拡張にも対応します。
     

CK5000の主な特長

  • 7インチカラー液晶    
    IPS液晶とLEDバックライトの組み合わせにより、高輝度・広視野角を実現します。
     
  • 静電方式タッチパネル採用
    スムーズなタップやフリックが可能。手袋をしたままでも操作可能なようチューニングしています。
     
  • 機能別に集約した使いやすいキーレイアウト    
    カメラ切替、系統設定、各種設定が一貫して操作できるキーレイアウトを採用しています。
     
  • HD方式/アナログ方式対応カメラ入力
    HD方式/アナログ方式を自動判別できるカメラ入力端子を2系統装備。2系統のカメラ映像を切替えて表示できます。
     
  • スピーカー内蔵
    注意喚起との併用など、乗務員に近い位置での音声出力を行えます。
     

システム概要
簡易システムから、便利で業務効率改善の高機能システムまで、バス事業者の独自ニーズに合わせて、ソリューションを提案

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