フォルシア、各生産施設の再生可能エネルギー購入で CO2ニュートラル戦略を加速

グループ
Faurecia

*当リリースは、5月12日にフォルシアがフランスで発表した英文リリースの抄訳です

 

FORVIA(フォルヴィア)グループ傘下のフォルシア(Faurecia)は本日、22カ国150カ所を超える生産拠点にソーラーパネルを設置する電力購入契約(PPA)をエンジー(ENGIE)とEDPの両社と締結したことを発表しました。今回のパートナーシップは、2025年までに生産活動(スコープ1および2)でCO2ニュートラルを達成するというフォルシアのロードマップにおける重要なマイルストーンです。


フォルシア最高経営責任者(CEO)、パトリック・コラーのコメント:
「生産拠点内での再生可能エネルギー発電は、フォルシアの2025年目標である生産拠点排出量CO2ニュートラル達成に向け、中心となるコミットメントです。世界的な大手パートナーとの戦略的コラボレーションを活用することで、フォルシアのエネルギーレジリエンスをより持続可能な方法で高め、加速できるようになります。社会へプラスの影響を与え、未来の世代のニーズを満たすという企業責任を反映したものでもあります。」


フォルシアは現地で発電された太陽エネルギーを購入する予定で、全世界での全社消費電力のうちの7%を賄います。この活動により2025年までに生産活動のCO2ニュートラル達成という野心的な目標を後押しします。2023年までに2019年比でエネルギー強度を最低20%削減するという目標と合わせ、フォルシアが将来のエネルギー価格の変動で受ける影響を、過去のニーズと比べて27%強減らすことにもつながります。


15年の期間にわたるEDPおよびエンジーとの今回の契約は、当社の「より少なく、より良く使う」の原則を体現するものです。 
エンジーおよびEDPは、フォルシアのパートナーであるKPMGの支援を受けて入札で選定されました。両社は2023年末までにピーク時累計100MWの発電量を賄う太陽光パネルを提供・設置予定で、世界各国のフォルシアの生産拠点におよそ100ヘクタールの太陽光パネルが設置されることになります。発電可能総量の最大30%を発電できるパネルが2022年末までに設置完了となる見込みです。


両社はフォルシアの世界に散らばるCO2排出拠点を地理的に区分した上で分担します。エンジーはブラジル、チェコ、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、メキシコ、モロッコ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、南アフリカ共和国、英国を担当します。EDPはポルトガル、スペイン、イタリア、米国、中国、韓国、日本、タイを担当します。


エンジー最高経営責任者(CEO)、キャサリン・マクレガーのコメント:
「今回の太陽エネルギープログラムは、エンジーのフォルシアとのパートナーシップの新たな大進歩であり、フォルシアの野心的なカーボンニュートラル目標を支援するものです。電力消費量の削減だけでなく、フォルシアの各国生産設備の電力供給の脱炭素化もめざしており、エンジーがお客様のエネルギー転換目標で担う重要な役割を示しています。」


EDPグループ最高経営責任者(CEO)、ミゲル・スティルウェル・ダンドラドのコメント
「今回のパートナーシップは、各国でそれぞれ太陽エネルギー契約を求める多国籍企業クライアントの皆様にEDPが対応でき、グローバル規模でエネルギー転換を支援できるということを示しています。拡大を続ける当社の業績に100MWpの成約済み分散型太陽電力供給量が加わることになり、EDPは2025年までに2020年比で10倍の成長を達成する目標にまた一歩近づきました。」
 

フォルシア、各生産施設の再生可能エネルギー購入で CO2ニュートラル戦略を加速