クラリオンセールスアンドマーケティング、送迎用バスの乗員置き去り防止支援装置の販売を開始
業務用車両向け製品の開発・販売を行うクラリオンセールスアンドマーケティング株式会社(代表取締役社長:小木曽克明、本社:埼玉県さいたま市、以下CSM)は、送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置「AZ-326C / AZ- 426C」の販売を、このたび開始しました。本装置は、国土交通省が策定(2022年12月)した「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」に適合しており、内閣府より適合製品として認定を受けています(内閣府認定番号:A-001, A-002)。
今回販売する装置は、運転手がバスのエンジンを切ると、車内運転席又は乗降口に取り付けられたスピーカーから車内の確認を促すアナウンスが流れ始めます。運転手は車内後方へ移動しながらバス内に乗員が取り残されていな事を確認、最後方天井付近に取り付けた確認完了スイッチを押すことでアナウンスを停止します。なお、5分以内に確認完了スイッチを押さなかった場合、車の標準ホーンまたは別売りホーンが自動で鳴り、車外向けの警報を発します。
また、CSMの既存製品と連携することで、今回策定されたガイドライン以上の置き去り防止支援機能へのシステム拡張を図ることができます。ドライバーが確認完了スイッチを5分間押さなかった場合、通信型ドラレコに信号が流れ、指定のPC宛てに最大10件の緊急メールが自動送信されます。PCがOFFになっていたり、所有者が不在の場合、またメールに気づかない場合、緊急メールを検知する音声対応ネットワーク制御信号灯(パトライト社製)が光や音又は音声で周囲に緊急事態を知らせます。さらに、信号灯の緊急通報にも気づかない場合、最大8人まで緊急メールを送信するなど、より高度な置き去り検知を可能とします。
CSMは当システムを通じ、悲惨な事故の抑止に貢献すべく、お客様に安心、安全、効率的なソリューションを提供します。
製品機能紹介動画: https://www.clarion.com/jp/ja/products-business/bus-prevention/
■置き去り防止を段階的にサポート
ステップ 1 (認可された内容) |
エンジンOFFと同時に流れ続けるアナウンスを、運転手が車内最後方天井付近に取り付けたスイッチを押すことで解除。スイッチをおさなければ5分後から車の標準ホーンまたは別売りホーンが自動で鳴る。 |
ステップ 2 |
スイッチを5分以内に解除しない場合、通信型ドラレコに信号が流れ、指定PCに緊急メールが送信される。 |
ステップ 3 |
万が一緊急メール送信先PCがOFFになっていたり、所有者が不在の場合、またメールに気づかない場合、緊急メールを検知し、音声対応ネットワーク制御信号灯が光や音又は音声で周囲に緊急事態を知らせる。 |
ステップ 4 |
万が一音声対応ネットワーク制御信号灯の緊急通報に気づかない場合、最大8人まで音声対応ネットワーク制御信号灯が緊急メールを送信する。 |
■AZ-326C / AZ-426C仕様 (製造元:株式会社アルネット)
外形寸法 |
本体部 |
73.4mm(W) x55mm(D) x30mm(H) |
認完了スイッチ部 |
48.4mm(W) x30mm(D) x20mm(H) |
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定格電圧 |
12V |
10.8~14.4V |
24V |
21.4~31.2V |
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電 流 |
0.1A以下 |
12/24V入力動作時 |
暗電流 |
0.5mA |
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動作保証温度 |
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-30℃~+80℃ *ダッシュボード上への取り付け不可 |
※当資料に記載する社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
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クラリオンセールスアンドマーケティングニュースリリース_20230215.pdf | 485.42 KB |